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アナログです

ありがたいことに

最近のイベント出店でも
店舗でも
完売する日が続いてます。

あ、直売所では残りますけど(笑)


いつも早い時間に売り切れてしまうと

嬉しい気持ちよりも
後から来られたお客さんに申し訳ない気持ちでいっぱいになります。


午前中にお客さんが集中するのは
以前から変わらず。

最近は午前中に売り切れることが多くなってますが
以前は今より少なく作っても
残ってどうしようもない時もあったんですよ。

毎日毎日残ったぱんを消費するのに
うんざりして
なんとなく体調も悪くなってました。





今はとてもありがたいと感じると同時に
その時のことも忘れることができず

仕込みのたびに
営業日の朝を迎えるたびに

「お客さん来てくれるかな」
って
いまだにトラウマみたいになってます。


だからと言って
売れ残ることを恐れて
作り控えることは止めました。


攻めの姿勢は崩さず(笑)

長く続ける為に必要なこと
(体力的なこと、コスト的なこと・・・)
色々な状況を考慮して


精一杯作る。

これだけです、はい。


もっとたくさん焼きたい気持ちがないと言えばうそになります。


完売した後に初めて来られた方に
「え?もうないの?ショック!」と言われたり
「もっと焼かれへんの?」

って言われたり。

これって結構ツライです(笑)

幸い、
うちにリピートしてくださるお客さんは

えんがとてもアナログな作業をしていることを
理解してくださってます。



自家製酵母で
温度管理は常温か冷蔵庫
そして、
石窯。



普通のオーブンのように
ボタン一つで数十分で設定温度まであがって
何部屋もあって
できた生地からどんどん焼ける

な~んてことは
今の私には技術的に石窯では無理です。

追い炊きするのに1時間~1時間半かかり

それに合わせての生地の成形と発酵作業。

成形の速い遅いは
熟練度の違いであって
男女の差なんてないと思ってますし

どんなに早く生地を成形して準備しても
石窯の状態が整わなきゃ焼けない。

イベントでは追い炊きしてますが
2回が精いっぱい。

過去に3回やって
味が変わるぎりぎりの納得行かないぱんを作ってしまったから。

〇時間で〇%発酵して。。。なんて
生き物なのに
正確さなんてありゃしない。

石窯の最適な温度帯に
生地の最高の状態を合わせるって

これってめっちゃ熟練の技やと思いますが
まだまだ・・・です。

それを2回3回できるようになれば最強なんですけどね(笑)

もし私がどこかで修行をしてたとしたら
これから修行できるとしたら

ぱん作りの技術よりも
石窯の扱いを学びたい。

学んだところで
1+1=2になんてならないことはわかってるけれど。


長々書いてきましたが

楽しみながら
皆さんに満足していただけるぱんを
焼き続けます。


次回はちょっと新しい形でお届けしたい・・・かな。


5/29(日)
道明寺天満宮手作りの市

by nayobika11 | 2016-05-09 15:05 | お店の日常


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